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2020明治安田生命J1リーグ 第2節
ヴィッセル神戸 vs. サンフレッチェ広島
ノエビアスタジアム神戸
ついに、2020明治安田生命Jリーグ再開!
【RESTART GAMES】
【試合のみどころ】
それでもアンドレス イニエスタを中心とした攻撃スタイルは今季も健在で、得点源の古橋 亨梧もさっそく結果を出している。新加入のドウグラスも実績十分のストライカーであり、今後の爆発が期待される。郷家 友太ら若手の台頭が実現すれば、悲願のリーグ制覇も夢ではないだろう。
ただし、タレントを揃えれば確実に勝てると言い切れないのがサッカーの面白いところでもある。強烈な個に対しては組織で封じるのみ。攻守において組織的に戦えるのが城福サンフレッチェのストロングポイントだ。実際、神戸に対しては昨季のリーグ戦で2戦2勝。敵地で戦った1戦目は4-2、その後のホームゲームでは6-2で制している。今季の神戸はドウグラスが加入していることで「昨年と違うのは前線のスピード。それを生かせるエクセレントなパサーがいる」(城福監督)と攻撃力は一段とアップしており、今週の練習では神戸を意識するトレーニングも組み込んだが、自分たち主体でゲームを進めていくサンフレッチェのスタイルは変わらない。城福監督は言う。「(相手の対策だけでなく)我々の良さを最大限出したい」。相手を意識はするが、自分たちのサッカーを出し尽くすことが最大の神戸対策。開幕・鹿島戦のように個と組織を高いレベルで融合させたスタイルで勝利し、再開初戦から勢いに乗りたいところだ。
【城福浩監督 試合前日コメント】
(いよいよだが?)選手の緊張感がもうワンランク上がったと思うし、自分たちがやるべきこと、できることを1日1日積み上げてきた自負がある。サッカーを再開させていただいた皆さんの協力への感謝とか待ち焦がれている皆さんへ期待に応えるという意味でも今まで重ねてきたものをしっかり出せればと思っている。
今まで決して軽いメニューをやってきたわけではないが、靭帯を含めて決定的な筋肉のダメージを受けるようなケガを回避できたことは本当に良かった。もちろん、不可抗力のケガなどはこれからあるかもしれないが、メディカルスタッフ、フィジカルコーチなど、そういうスタッフみんながコミュニケーションを取りながらギリギリのところでトレーニングを積み上げてこれたのが大きな要因だと思う。
(ドウグラスと古橋亨梧について)彼らのスピードや飛び出すタイミングは相当高いレベルにある。だからこそ、神戸で試合に出ているのだと思うが、イニエスタがさらに生かせるような前線になっている。何を持ってそれを抑えるか。我々がボールを持っている時から、どのエリアでどのぐらいの時間で持てているかというところから彼らのストロングを消すことは始まっている。
(相手を押し込むことは)すべてできないが、その時間や回数が長ければ相手の特長は出せない。かつ我々のやりたいサッカーが長い時間できるということ。ショートカウンターを含めて相手を押し込んだ後の良いクオリティーを出したいと思っている。
(昨季は神戸に2勝したことで相手はリベンジの気持ちもありそうだが?)それは当然だと思う。我々が逆の立場でもそうだと思う。ただ、今は我々が戦った当時の神戸ではないと思っている。そうでないとタイトルは獲れない。そこはしっかりとリスペクトしながら、では何をするかと言ったら、我々らしさを研ぎ澄まして、より高いレベルの広島らしさを出すしかない。
(スタジアムに観客のいないリモートマッチだが)我々はとにかく結果を意識しながらやりたいと思う。
ベンチ、スタッフ含めた全員で結果に向かっていくことを画面を通じて感じられるような試合ができたらと思っている。